
大日駅周辺の不動産は今どうなっている?相場や選ぶ際の注意点も紹介
こんにちは、いえプロ不動産です。
大日駅周辺で不動産を探していると、土地や中古戸建て、中古マンションの価格がどれくらいなのか、今後どう動くのかが気になる方も多いのではないでしょうか。実際に購入や売却を考える際、相場を知らずに進めると、後になって後悔してしまうことも少なくありません。
この記事では、大日駅周辺の土地や建物の相場情報、そして今後の動向について丁寧に解説します。住まい選びの基準に迷う方は、ぜひ最後までご覧ください。
土地の価格相場と今後の推移
大日駅周辺の現在の土地価格について、信頼性の高い情報として複数のデータをもとにご紹介いたします。
| データ元 | 価格(坪単価) | 備考 |
|---|---|---|
| ダイヤモンド不動産(2020年時点) | 55万円/坪(2,649万円/48.5坪) | 10年前比▲19.4%の下落傾向 |
| ウチノカチ(2025年) | 64.1万円/坪 | 前年から+27.9%と上昇傾向 |
| LIFULL HOME’S(2025年5月) | 約2,163万円/100㎡(約65.5坪換算で33万円/坪) | 掲載平均値 |
上記の表から、データにより価格にばらつきがあることが分かります。特にダイヤモンド不動産は過去の推移を踏まえ、10年後(2030年)はノーマルシナリオで45.1万円/坪と、さらなる下落を予測しています。一方で、ウチノカチのデータは直近の取引に基づき、2025年には大幅な上昇が見られます。これは取引件数の偏りや、特定条件の土地が多かった可能性があります。
今後の価格推移については、成長シナリオ(グッド)が存在しつつも、下落シナリオ(ノーマル、バッド)が想定されている点に注意が必要です。駅距離や土地の広さ、周辺状況などによって変動する可能性がありますので、ご検討の際には複数の視点から最新のデータや専門家の評価をご参照いただくことをおすすめします。
中古戸建ての価格相場と見通し
大日駅周辺における中古戸建ての現在の価格相場は、坪単価で約七十一万八千円とされています。これは昨年と比べて約二十三・五六%の下落となっており、過去六年間で見ても十一%の下げ傾向が続いています。
| 項目 | 数値 | 説明 |
|---|---|---|
| 坪単価 | 71.8万円/坪 | 現在の相場。前年と比べて約23.56%減少 |
| 前年との差 | −23.56% | 大幅な下落傾向を示す |
| 六年前との差 | −11.0% | 中期的にも下落が続いている |
過去との比較を見ますと、以前の相場(例:かつて80.6万円/坪前後)に比べ、現在は相対的に価格が低下していることが確認できます。その背景として、築年数の経過や取引件数の変動、周辺環境の変化など複合的な要因が影響しています。
将来の見通しについては、「HowMa」のデータをもとに算出された試算によれば、今後五年間で約プラス七・四六%の回復が見込まれるとされています。これは周辺エリアの平均上昇率(約0.89%)を大きく上回る予想です。
以上の情報を整理いたしますと、現時点では中古戸建ての価格は過去数年で大きく下落していますが、将来的には一定程度回復が期待される状況にあります。ご検討の際には、築年数や駅距離、土地・建物の状態など、個々の条件によって評価が変わるため、信頼できる査定をご利用いただくことをおすすめいたします。
中古マンションの価格相場と将来性
大日駅周辺の中古マンションの現在の価格相場について、信頼ある情報をもとに以下のように整理しています。
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| ㎡単価(平均) | 47.0万円/㎡ | 2025年の取引実績に基づく |
| 坪単価(平均) | 約155.5万円/坪 | ㎡単価より換算 |
| 前年比の上昇率 | +15.7% | 2024年比での上昇 |
このデータは、不動産鑑定士や宅地建物取引士により監修された取引価格情報から算出されたもので、2025年において大日駅周辺の中古マンションの坪単価はおよそ155万5千円と、前年に比べて15.7%の上昇となっています。そのため、現在の相場は堅調と評価できます。
過去10年にわたる価格推移と資産性については、麗澤大学の客員准教授による予測も参考になります。2020年時点の坪単価は121万円で、10年前から約26.6%上昇しています。将来見通しとしては、2030年までにノーマルシナリオで坪単価は129.5万円となり、6.8%の上昇が予想されています。一方、好調なシナリオでは約167万円になる可能性も示されています。
このように、中古マンションの資産性は高止まりの傾向がうかがえ、将来性も一定程度見込める状況です。ただし、想定される将来価格にはシナリオによって差があるため、慎重な判断が必要です。
表の数値に基づけば、2025年の相場は明らかに堅調であり、今後の資産価値を見据えると、立地や築年数なども併せて総合的に検討することが望ましいでしょう。
土地と建物(戸建て・マンション)で選ぶ際のポイント
大日駅周辺で不動産を選ぶ際には、土地・戸建て・マンションのそれぞれの特徴と相場の違いを知っておくことが重要です。
| 種類 | 特徴 | 相場の目安 |
|---|---|---|
| 土地 | 自由に建物を設計できる柔軟性がある一方、維持管理・利便性が建物に依存しやすいです。 | 坪単価は概ね55万円前後ですが、近年は下落傾向もあり、2030年にかけてノーマル予測で45万円程度になる可能性があります(過去10年比▲19%、将来予測▲17%)です。 |
| 戸建て | 住環境や間取りにこだわれますが、築年数や設備状態によって資産価値が左右されやすいです。 | 詳細な相場データは限定的ですが、構造や築年数、駅からの距離等を確認することが重要です。 |
| マンション | 管理が楽で利便性に優れますが、管理費・修繕積立金の負担や将来の修繕計画に注意が必要です。 | 中古マンションの坪単価は約154万円で、過去7年で+28%程度の値上がりです。今後5年で+10%程の上昇が予測されています。 |
立地と将来性を考慮する際には、駅からの徒歩距離や築年数、管理状況などを総合的に検討するとよいでしょう。例えば、土地の場合は駅からの近さが価格に大きく影響し、1分圏では50万円以上/坪、20分圏で30万〜35万円程度と差があります。戸建てでは築年数や建物の状態、マンションでは管理規約や修繕状況が資産性に関係します。
特に大日駅周辺という条件においては、以下の基準を押さえることがポイントです。
- 駅からのアクセス(徒歩圏内かどうか)
- 築年の新しさ(資産価値に直結しやすい)
- 管理・維持費の負担(戸建てもマンションも共通)
- 価格変動の傾向(土地は長期的に下落予測、マンションは緩やかに上昇予測)
これらの視点をもとに、「どの要素を重視するか」で最適な選び方が見えてきます。たとえば、自由度を重視するなら土地、手間を減らしたいならマンション、といった考え方が参考になります。
まとめ
大日駅周辺の不動産相場について振り返ると、駅からの距離や物件種別によって価格や将来性が大きく異なることがわかります。土地や中古戸建て、中古マンションそれぞれの相場と特徴を把握し、ご自身のライフスタイルや将来設計に合わせた選択が重要です。価格推移や今後の見通しも参考にしながら、大日駅周辺で理想の不動産を見つける第一歩として、ぜひ本記事の内容をお役立てください。
